動揺性めまいの4つの原因と病気
フラフラと、ふらつきを起こす症状を「動揺性めまい」と言います。
「回転性めまい」とは違い、景色がグルグル回らずに、まるで雲の上や綿の上を歩いているようで、フワフワしてしっかり立てない・歩けない感じがします。
動揺性めまいの原因となる場所は、主に脳の下の方にある「脳幹」や「小脳」というところです。
脳幹や小脳は、「中枢神経」の一部であるため、動揺性めまいを「中枢性めまい」とも言います。(回転性めまいは、「末梢性めまい」)
脳幹や小脳は、生命活動において、とても重要な働きをしている場所です。
例えば、平衡感覚と共に呼吸や心拍、血圧やのどの渇きを感じることなど、生きる上でとても大事な働きをコントロールしています。
そのため、「動揺性めまいは危険」と言われることもありますが、危険か危険ではないかは、めまいの種類が動揺性・回転性・眼前暗黒感のどれに当てはまるかだけでは判断できません。
回転性めまいでも危険なものもありますし、動揺性めまいでも危険ではないものもあります。軽いふらつき程度のめまい症状だけの方もたくさんいます。
動揺性めまいは、主に、中枢性・全身性・薬剤性・心因性に分かれます。
ではそれぞれを下記で説明していきます。