心因性めまいの原因
医療機関を受診し検査を受けても、明確なめまいの原因が分からないときに、「心因性」という言葉が使われることがあります。
簡単に言うと、「体の問題ではなく心の問題」ということです。
これは何も、心が弱いことを意味しているわけではありません。
大きな精神的ストレスがあれば、誰にでも心因性めまいは起こりえるものです。
そのため、めまいがあり病院を受診して、
- 「特に異常は見られませんね」
- 「問題ありませんね」
と言われるときには、心因性として扱われることがあります。
医師に「気のせいでは?」と言われて憤りを感じた方もいると思います。
たとえ気のせいだとしても、本人がめまいを感じていれば、必ず何らかしらの問題がどこかにあるのです。
それが「体にあるのか」「心にあるのか」ということですね。
実は、このような場合は「自律神経失調症によるめまい」であることが疑われます。
自律神経失調症は、病院の検査結果で異常が明確に出ないことで有名です。
そのため、病院で原因不明と言われる多くの症状が、自律神経失調症であると考えられます。
精神的ストレスから自律神経失調症になり、その症状として、めまいを起こす方も少なくありません。
多くの場合、ふらつきが出る「動揺性めまい」ですが、グルグル回る「回転性めまい」も起こることがあります。
心因性めまいについて詳しくは、
「めまいと自律神経」
「めまいの原因②:心の問題がある」
のページをご覧ください。