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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。

2019年3月 8日

ショックな出来事が原因

▼ショックな出来事が原因でめまいが起こる

 ショックな出来事などに直面すると、人によっては急激な血圧低下を起こすことがあります。

 そのため、脳に血液が届きにくくなります。
脳は、血液が運ぶ酸素と糖をエネルギーにして動いていますので、血液が脳に行きにくくなると、脳の機能が低下してしまうのです。
その結果、気持ち悪くなったり、目の前が真っ暗になったりしてめまいが起きてしまうのです。


 人は、ショックな出来事が起こると、交感神経を働かせて、そのショックな出来事に対応しようとします。
ところが、普段から交感神経の働きが低下している方は、このショックな出来事に対応できずに、めまいを起こしたり、倒れてしまったりします。人によっては、気持ち悪くなったり、熱を出してしまったりする人もいます。

 ここまでいかなくても、呆然としたり、頭が真っ白になったりする状態は、ショックな出来事に「体」が十分に対応できていない状態です。
(逆に、ショックな出来事に対応できる人は、交感神経が日頃から活発に働いている人になります。)


 つまり、ショックな出来事が原因のめまいは、自律神経の一つである交感神経が活性化していないことで起こるのです。
この状態を「フリーズ」あるいは「凍りつき」といいますが、体が虚弱で原因不明のめまいをお持ちの方は、このフリーズが原因であることが多いです。
詳しくは「めまいの原因:フリーズ」をご覧ください。


 また、アナフィラキシーショックなど、アレルギー系の反応で眼前暗黒感が起こることがあります。
アレルギーも、ひどい状態では免疫系にショックなことが起きているといってもいいでしょう。
ショックなほどのアレルギーは緊急性が高いので、まずは病院を受診して治療を受けてください。


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