出血が原因
▼出血が原因で眼前暗黒感になる
脳は、血液が運んでくる酸素と糖をエネルギーにして働いています。
出血すれば、その分だけ血液量が減るため、脳に運ばれる血液量も減ります。
そのため、脳が虚血状態(きょけつじょうたい)になり、目の前が真っ暗になる眼前暗黒感になります。
目の前が真っ暗になる前に、見ている画像がゆがんだり網戸越しに見ているように見えたりと、視覚がおかしくなることも多いです。
通常、皮膚など見える部分からの出血は、見て分かるので何らかの処置をしようとします。
しかし、胃潰瘍などの病気による体内の出血には気づきにくいため、知らず知らずのうちに血液量が減ってしまうことがあります。
胃や十二指腸などに潰瘍がある方は、潰瘍の状態も知っておくといいでしょう。
めまいを感じるほどの出血は、めまいどころの騒ぎではなく、出血そのものを早急に手当てしなければなりません。
緊急な病院での処置が必要となります。