血圧低下・不整脈などの循環器系の障害が原因
▼血圧低下や不整脈など循環器の問題で眼前暗黒感になる
眼前暗黒感は、心臓の問題により、心臓から送り出される血液の量が減ってしまい、血圧が低下することでも起こります。
血圧が低下すると、脳まで血液が十分に送られなくなってしまいます。
脳は、血液が運んでくる酸素と糖がないと働けないので、この状態が数秒続くと、目の前が真っ暗になり失神するように倒れてしまうことがあります。
なぜ血圧の低下があるかというと、一番に考えられるのは自律神経失調症です。
自律神経は、血圧のコントロールや心臓の動きをコントロールしています。
そのため、自律神経の働きが乱れると、血圧をうまくコントロール出来なくなったり、心拍(心臓の鼓動のこと)を正常に保てなくなったりして不整脈が出ます。
すると、脳にまで血液が運べなくなり、眼前暗黒感になります。
自律神経失調症の場合、血圧の低下による「ふらつきのめまい」や「立っていられない感じ」の他にも、不眠や頭痛、動悸や息苦しくなる、手足に力が入らない、目がまぶしく感じる、慢性疲労など、様々な症状が複数、そして同時に起きることも多いです。
また、眼前暗黒感の原因が「心臓の病気」の場合は、そちらの対策が最重要となります。
詳しくは内科、もしくは循環器科を受診して医師に相談してください。