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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。

2019年2月25日

めまいの原因 - 感情の抑えこみによる自律神経機能の低下 詳細

 感情を抑え込むと、自律神経の機能が低下します。
更に詳しくお伝えしますと、怒りや喜びという感情を外に出さないように抑え込むと、交感神経の機能が低下します。

 一方、悲しみや落ち込みという感情を外に出さないように抑え込むと、副交感神経の機能が低下します。

 交感神経には、脳や体を活性化させる働きがあります。
そのため、怒りや喜びという感情を外に出さないように抑え込むと、交感神経の機能が低下してしまい、脳や体の機能も低下します。
この結果、フラフラする動揺性めまいが起きるのです。

 具体的に言うと、足に力が入らないため、体がうまく支えられずにフラフラしてめまいを感じます。
また、ストレスを受けたときに、そのストレスに耐えられず、気が遠くなるようにフラフラしてしまうこともあります。

 この時のストレスとは、例えば、気温が高すぎたり低すぎたり、あるいは、大きな音や交通事故など、少し衝撃的なことが目の前で起こることなどを言います。

 ストレスというのは刺激や変化のことを言いますので、座った状態から立ち上がることも、「姿勢の変化」というストレスになります。

 立ちくらみをよく感じる方は、交感神経の機能が低下していることが多く、怒りや喜びなどの感情を大きく表現することを、意識的にも無意識的にも抑え込んでいることが多いのです。

 一方、副交感神経は、脳や体の疲労の回復、そして病気やケガを治す働きがあります。
そのため、悲しみや落ち込みなどの感情を外に出さないように抑え込むと、副交感神経の機能が低下してしまい、脳や体が疲労から回復できずに、フラフラするめまいを感じます。
また、はじめは軽症のめまいでも、回復力が低下するために長期化したり悪化してしまったりするのです。

 このように、めまいを感じていたり、疲れて横になっていたりしても、副交感神経の機能が低下していると、なかなか眠れなかったり、眠れても深く眠れずに熟睡できなかったりします。

 なぜなら、副交感神経は眠る神経でもあるので、副交感神経の機能が低下していると深く眠れなくなってしまうのです。

 また、副交感神経は「信用する」「安心する」という働きもあるので、人や物、科学といったことが信用できなくなるので不安傾向が強くなります。
すると、不安のため、ますます副交感神経の機能が低下してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。


自律神経の機能の低下によるめまいの対策

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 めまいに詳しい整体院グループ 

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